政治とデザイン

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政治とデザインは、ポスターや写真、シンボル、建築といった目に見える形が、権力の宣伝や抵抗、歴史の記憶にどう使われてきたかを扱うテーマである。国家が発注するプロパガンダだけでなく、市民が掲げる抗議の図像や、検閲、公共政策としてのデザインも含む。

第一次世界大戦では、見る人を指差して志願を迫る募兵ポスターが各国でつくられた。戦間期のドイツでは、ジョン・ハートフィールドがフォトモンタージュでナチスを風刺する。第二次世界大戦中にアメリカの工場に貼られたポスターは、数十年後にフェミニズムの象徴として読み替えられ、キューバ革命の英雄を撮った一枚はポスターを経て世界中に複製された。報道写真は戦争の見え方を変え、ときに検閲の対象にもなる。建築も例外ではなく、都市の再生や、言葉にしにくい歴史を空間として残す役割を担ってきた。

デザインは中立の道具ではない、という見方もこのテーマの前提にある。同じ色や書体が、ある時代には革命の象徴になり、別の時代には商品の宣伝に使われる。どの陣営がどの形を選んだかを追うと、その時代の力の配置が見えてくる。

このタグの記事は、同じ図像や空間が、時代や持ち主を変えるたびに別の意味を帯びていく過程に注目したものが多い。

指差すポスターの系譜は指差しポスターの心理学で、写真を切り貼りして権力と戦った仕事はジョン・ハートフィールドとフォトモンタージュで取り上げた。図像が意味を変えていく例は「WE CAN DO IT!」で、歴史の記憶を建築にした例はユダヤ博物館ベルリンで読める。