用語解説

インターフェイス

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インターフェイス(interface)は、人と機械、あるいは人と情報が出会う境目で、操作する側とされる側をつなぐ仕組みと見え方の全体を指す。デザインの文脈ではユーザーインターフェイス(UI)の意味で使われることが多く、インターフェースとも表記される。

英語のinterfaceは、もともと二つの物質が接する面を指す言葉だった。コンピュータの普及とともに、機械と人のあいだに立つものを意味するようになる。初期のコンピュータは文字で命令を打ち込んで動かすもので、使い手には専門の知識が欠かせなかった。

転機は1968年12月、サンフランシスコでダグラス・エンゲルバートらが行った公開実演である。マウスで画面上の文字を指し、ウィンドウを切り替え、離れた場所の同僚と映像でつながる様子は、のちに「すべてのデモの母」と呼ばれた。その考え方はゼロックスのパロアルト研究所が1973年に作ったAltoに引き継がれ、アップルのLisa(1983年)とMacintosh(1984年)を経て、アイコンとウィンドウとマウスで操作するGUIが一般に広まった。

その後の歴史は、画面と身体の距離を縮める方向に進んだ。2007年のiPhoneは、指で直接つまみ、払う操作を当たり前のものにした。2013年のiOS 7は、本物の革や紙を模した装飾をやめて平面的な表現へ舵を切っている。いまでは声や視線、手の動きで操作する仕組みも実用化された。

インターフェイスのデザインで問われるのは、見た目の美しさよりも、何ができるかが見て分かり、操作の結果がすぐ返ってくることだ。ボタンの影やスイッチの形は、そのための手がかりとして発達してきた。古いインターフェイスはソフトウェアの更新とともに跡形もなく消えるため、どう保存するかも新しい課題になっている。

つまんで広げる指の動作が操作の共通語になるまでは「手」は口ほどにものをいうで、初期のYouTubeの画面を美術館が当時のまま残そうとした試みはYouTube初の投稿動画をV&Aが収蔵で取り上げた。眼そのものが機械に読み取られる虹彩認証の話は「眼」のデザイン小史にある。