ル・コルビュジエ

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ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887–1965)は、スイス生まれでフランスを拠点に活動した建築家、都市計画家、画家である。鉄筋コンクリートの可能性を理論と作品で示し、20世紀の近代建築の方向を決めた一人とされる。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ。

スイスの時計の町ラ・ショー=ド=フォンに生まれ、パリのオーギュスト・ペレやベルリンのペーター・ベーレンスの事務所で働いた。1920年に創刊した雑誌『エスプリ・ヌーヴォー』でル・コルビュジエの名を使い始め、1923年の著書『建築をめざして』で、機械の時代にふさわしい建築を論じた。1925年のパリの博覧会では、セーヌ右岸を更地にして十字形の高層都市を建てるヴォワザン計画を発表している。

1927年には、ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由なファサードからなる近代建築の5原則をまとめ、1931年にポワシーのサヴォア邸でそれを形にした。戦後は人体の寸法と黄金比から割り出した寸法体系モデュロールを考案し、マルセイユのユニテ・ダビタシオン(1952年)、ロンシャンの礼拝堂(1955年)、インドのチャンディーガルの都市計画などを手がける。東京・上野の国立西洋美術館(1959年)も彼の設計である。

1965年、南仏の海で泳いでいる最中に亡くなった。2016年には、7か国にまたがる17の作品がユネスコの世界遺産に一括で登録されている。

パリを十字に貫こうとした都市計画と直線の思想はル・コルビュジエの軸線で、5原則を形にした白い住宅はヴィラ・サヴォアが変えた住宅の未来で取り上げた。