なにこれ。こいつすごい。
でも擬態しても無駄だとわかるとしなくなるらしいです。意外と賢いですね。
ミミック・オクトパスとは
ミミック・オクトパス(学名:Thaumoctopus mimicus)は、インドネシアやマレーシアなど東南アジアの熱帯海域に生息するタコの一種です。1998年にスラウェシ島付近で初めて発見され、科学的に記録されました。体長は通常60cm程度で、白と茶色のしま模様が特徴的です。
驚異の擬態能力
ミミック・オクトパスが他のタコと大きく異なるのは、単に背景に溶け込む「隠蔽擬態」だけでなく、他の生物そのものに姿を変える「ベイツ型擬態」を行う点です。確認されている擬態の対象は多岐にわたります。
- ヒラメ:体を平らにして砂底を滑るように泳ぐ
- ウミヘビ:腕を2本砂に埋め、残り6本を縞模様にしてくねくねと動かす
- ライオンフィッシュ(ミノカサゴ):腕を広げ、毒を持つ魚のひれに見せかける
さらに驚くべきことに、状況や捕食者の種類に応じて擬態対象を使い分けているとも言われており、単純な本能的行動を超えた高い知性をうかがわせます。
知性と学習能力
冒頭の引用にもあるように、ミミック・オクトパスは人間のダイバーに慣れてしまうと擬態をしなくなることがあります。これは、擬態が「コスト」を伴う行動であり、必要ないと判断すれば省略できるほどの学習・判断能力を備えていることを示しています。タコの仲間は一般的に高い知性を持つことで知られていますが、ミミック・オクトパスはその中でも特に注目される存在です。
「ミミック・オクトパスはすごい人気が出てしまって、ヒラメやウミヘビの真似をするのを撮ろうと、たくさんのダイバーが殺到していたんですよ。そうしたら、人間には真似をしても無駄だ、ばれてしまう、というんで、真似をしなくなってしまったんですよ。それでわわわれも困って、まだ人が来ていない、人慣れしていないミミック・オクトパスを探して、そこで撮影したんですがね・・・」
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