ピート・モンドリアン

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ピート・モンドリアン(Piet Mondrian、1872–1944)は、オランダの画家で、水平と垂直の黒い線と、赤・青・黄の三原色、白・灰・黒だけで画面を組み立てる抽象絵画を確立した。デ・スティルの中心人物の一人である。

アメルスフォールトに生まれ、はじめはオランダの風車や川辺、木を描く風景画家だった。1911年の暮れにパリへ出てキュビスムに触れ、木の枝や海の波を、しだいに線と面の格子へ還元していく。第一次世界大戦中はオランダにとどまり、1917年にテオ・ファン・ドゥースブルフらと雑誌『デ・スティル』を創刊した。自らの理論を新造形主義と呼び、個人の感情や自然の再現から離れた、普遍的な造形の言葉を求めた。

1920年代には、白い地を黒い線で区切り、いくつかの区画だけを原色で塗る、よく知られた構成にたどり着く。斜めの線の導入をめぐってファン・ドゥースブルフと対立し、1920年代半ばにはデ・スティルから離れた。1938年にロンドンへ、1940年にはニューヨークへ移る。マンハッタンの街路とブギウギに刺激を受けた《ブロードウェイ・ブギウギ》(1942〜43年)では黒い線が消え、黄色の線の上に小さな色面が明滅する画面に変わった。1944年、ニューヨークで亡くなっている。

その構成は、イヴ・サン=ローランが1965年に発表したドレスをはじめ、ファッション、家具、パッケージ、ウェブのレイアウトにまで繰り返し引用されてきた。

赤青黄と白黒だけで世界を描こうとした運動の全体像はデ・スティルの実験で、モンドリアンの格子とドット絵の関係はピクセルアートはなぜ死なないのかで取り上げた。