パブロ・ピカソ

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パブロ・ピカソ(Pablo Picasso、1881–1973)は、スペイン生まれで主にフランスで活動した画家、彫刻家である。ジョルジュ・ブラックとともにキュビスムを始め、コラージュを美術に持ち込むなど、20世紀美術の方法を何度も塗り替えた。

スペイン南部のマラガに生まれ、美術教師の父のもとで早くから技術を身につけた。1904年にパリのモンマルトルに移り、貧しい人々を青い色調で描いた青の時代、旅芸人を淡い色で描いたばら色の時代を経て、1907年に《アヴィニョンの娘たち》を描く。鋭く折れ曲がる身体と、正面の顔に突き出す横顔の鼻は、一つの視点から描くという絵画の約束を壊すものだった。

翌年からブラックとキュビスムを推し進め、1912年には油絵に模様入りの布を貼った《籐椅子のある静物》で、絵画に現実の素材を持ち込んだ。その後も古典的な人物画、シュルレアリスムに近い変形、彫刻や陶芸へと作風を変え続けている。1937年、スペイン内戦中のゲルニカ爆撃に抗議して、パリ万国博覧会のスペイン館のために大作《ゲルニカ》を描いた。

戦後は南仏に移り、ヴァロリスで陶芸に打ち込んだのち、1973年にムージャンで亡くなった。生涯の制作数は膨大で、絵画、版画、素描、彫刻、陶器にわたる。一人の画家がこれほど多くの様式を生み出し、捨てていったこと自体が、近代美術の速さを体現している。

ピカソとブラックが紙や布を画面に貼り始めた1912年の競争はコラージュの誕生で、複数の視点を重ねる手法を動きの表現として読み直した例は動きを止めて描く5つの方法で取り上げた。