レオナルド・ダ・ヴィンチ

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レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci、1452–1519)は、イタリア・ルネサンスの画家で、彫刻、建築、解剖学、機械工学、水や光の研究にまで手を広げた人物である。《最後の晩餐》や《モナ・リザ》の作者として知られる。

フィレンツェ近郊のヴィンチ村に生まれ、フィレンツェの画家で彫刻家のアンドレア・デル・ヴェロッキオの工房で修業した。1482年ごろミラノに移り、スフォルツァ家の宮廷で画家、技師、祝祭の演出家として働く。この時期にサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に《最後の晩餐》を描き、人体の比例を円と正方形に重ねた素描《ウィトルウィウス的人体図》を残した。

ミラノでは数学者ルカ・パチョーリと親交を結び、黄金比を論じた彼の著書『神聖比例論』のために、正多面体を骨組みと面の両方で描いた挿絵を手がけた。レオナルドが挿絵を描いた唯一の数学書とされる。1500年代に入ると、フィレンツェで《モナ・リザ》に取りかかり、輪郭をぼかして空気の中に溶かすスフマートの技法を極めた。

生涯にわたって鏡文字で書き綴った手稿には、人体の解剖図、飛行機械、水の流れ、植物の観察がびっしりと描き込まれている。晩年はフランス王フランソワ1世に招かれてアンボワーズ近郊に移り、1519年にその地で亡くなった。完成した絵画の数は少ないが、観察と図解によって世界を理解しようとした手稿は、科学的なイラストレーションの先駆けとして読まれている。

パチョーリとの協働と黄金比の伝説は黄金比の発見者は誰かで、レオナルドが解剖まで重ねて描いた手の素描は「手」は口ほどにものをいうで取り上げた。