ピューリッツァー賞を受賞した16の写真

ピューリッツァー賞を受賞した16の写真

目次

16 Powerful Pulitzer Prize Winner Photographyでここ最近のピューリッツァー賞を受賞した写真と背景が紹介されてます。

衝撃的な写真もあるので注意。また以下の日本語は訳ではなくメモです。翻訳する力がなくてごめんなさい。

Associated Press Staff

ルワンダ紛争の写真。1994年にルワンダで発生したフツ族によるツチ族への大虐殺(ジェノサイド)を記録したシリーズ。わずか100日間で約80万人もの人々が殺害されたこの悲劇を、APのカメラマンたちは命がけで取材し続けた。国際社会が介入をためらう中、その惨状を世界に伝えたこの報道写真は、ジャーナリズムの役割と使命を問い直す契機ともなった。

Newhouse News Service

ケニアの女子割礼の衝撃的な写真。カメラマンのDona Ferratoらが撮影した、アフリカで今なお続く女性性器切除(FGM)の実態。宗教的・文化的慣習として長く行われてきたこの慣行は、少女たちに深刻な身体的・精神的苦痛を与える。この写真シリーズは世界中で大きな反響を呼び、国際的なFGM廃止運動の推進力となった。

Alexander Zemlianichenko

大統領選挙で劣勢にたたされたエリツィンはアメリカから選挙キャンペーンのプロを呼ぶなど必死。そんな中で少しでも好印象を与えようと若者に混じってダンス。が、このあと心臓発作を起こしたらしい。ボリス・エリツィン – Wikipedia。ロシア大統領ボリス・エリツィンが1996年の大統領選挙運動中に若者の前でノリノリでダンスを踊る姿を捉えた一枚。心臓病を抱えながらも当選を果たした彼の、人間くさい一面を象徴する写真として歴史に残っている。撮影したアレクサンドル・ゼムリャニチェンコは当時AP通信の特派員として活躍しており、この1枚でロシア政治の舞台裏を国際社会に伝えた。

Clarence Williams

アルコール依存症や薬物中毒の親とその幼い子供たちの窮した様子。ロサンゼルス・タイムズのカメラマン、クラレンス・ウィリアムズが2年以上にわたって撮影し続けた長期ドキュメンタリー。親の依存症によって放置・虐待される子どもたちの日常を丹念に記録した。読者や社会に大きな衝撃を与え、薬物問題が子どもの生育環境に与える深刻な影響を可視化した作品として高く評価された。

Associated Press Photo Staff

クリントン大統領の不倫問題。ビル・クリントン大統領とモニカ・ルウィンスキーとの性的スキャンダルが発覚し、アメリカ政界が揺れた1998年を記録したシリーズ。大統領の宣誓証言、議会での弾劾審議、苦悩するヒラリー夫人の表情など、アメリカ近現代政治史に残るスキャンダルの一部始終をAPスタッフが克明に撮影した。

Carol Guzy, Michael Williamson and Lucian Perkins

コソボ難民の窮状。1999年、NATO軍のユーゴスラビア空爆によるコソボ紛争の混乱の中、数十万人ものアルバニア系住民が故郷を追われた。ワシントン・ポスト紙の3人のカメラマン、キャロル・グジー、マイケル・ウィリアムソン、ルシアン・パーキンスがコソボおよびアルバニアの難民キャンプで撮影。泥濘の道を家族とともに逃げ惑う人々や、鉄条網の向こうで手を差し伸べる子どもの姿など、人道的危機の実相を伝えた。

Matt Rainey

シートンホール大学寮の火事で重傷を負った生徒の回復の軌跡。2000年1月、ニュージャージー州のシートンホール大学の寮で発生した火災では3人の学生が死亡、約60人が負傷した。ニュージャージー・ニューズリドル紙のカメラマン、マット・レイニーは、重度の火傷を負った2人の学生が長期にわたるリハビリを続ける姿を1年以上にわたって追い続けた。回復への道のりと友情・家族の絆を深く掘り下げた感動的なフォトエッセイ。

The New York Times Staff

アフガニスタンとパキスタンの長引く紛争を耐える人々。2001年9月11日の同時多発テロを受けてアメリカがアフガニスタンへの軍事攻撃を開始。ニューヨーク・タイムズのスタッフカメラマンたちは、タリバン政権崩壊後の混乱の中で避難民や市民が置かれた過酷な状況を精力的に取材した。瓦礫の中で生きる人々、難民キャンプ、そして束の間の平和——戦争の人間的代償を伝える写真群。

Don Bartletti

しばしば致命的な危険に直面しながら中央アメリカの若者はアメリカを目指す。このシリーズのこの写真が個人的に好き。ロサンゼルス・タイムズのドン・バートレッティが撮影した移民ドキュメンタリー。ホンジュラスやグアテマラなどから米国を目指す少年・少女たちが、メキシコを縦断する貨物列車「死の列車」の屋根にしがみつきながら国境を越えようとする姿を追った。転落事故や強盗、性暴力などの危険を冒しながらもアメリカンドリームを求める若者たちの現実を世界に示した。

Carolyn Cole

リベリアの内戦の裏側では罪のない市民が抗争に巻き込まれていく・・・ロサンゼルス・タイムズのキャロリン・コールは、2003年のリベリア内戦末期に首都モンロビアで激化した戦闘を取材。銃撃戦が繰り広げられる最前線に身を置き、逃げ惑う市民や飢餓・疾病に苦しむ人々の姿を記録した。カメラマン自身も命の危険にさらされながら撮り続けたこれらの写真は、国際社会に即時介入を訴える強烈なメッセージとなった。

Deanne Fitzmaurice

爆発で瀕死の重傷を負ったイラクの少年。オークランド病院にて。2003年のイラク戦争中、路肩爆弾(IED)の爆発で両腿・腹部・顔面に重傷を負った9歳のサリー・ハシムを、サンフランシスコ・クロニクルのディアンヌ・フィッツモーリスが追い続けた。カリフォルニア州オークランドのシュライナーズ小児病院で行われた数十回にもわたる手術とリハビリ、そして少年が少しずつ笑顔を取り戻す過程を記録した感動的な作品。

Todd Heisler

イラクで戦死したコロラド州海兵隊の帰還と葬式。ロッキー・マウンテン・ニュースのトッド・ハイスラーが、イラクで戦死したコロラド州出身の海兵隊員たちの遺体帰還から葬儀までを丁寧に撮影したシリーズ。軍の棺が深夜にひっそりと運ばれ、家族が涙ながらに対面する場面など、戦争の重さと英霊への敬意を伝える写真群は多くの人の心を揺さぶった。

Renée C. Byer

ガンに侵された少年の闘病生活。そしてそれを支えたシングルマザーの記録。サクラメント・ビーのルネ・C・バイヤーが、末期の脳腫瘍と闘う7歳の少年デレク・ハーゲダールと、彼を一人で支える母親リサを1年以上にわたって撮影したドキュメンタリー。医療費の重圧、精神的な疲弊、それでも息子に笑顔を見せようとする母の姿……。愛と喪失を真正面から見つめたこの作品は、読者の間で大きな反響を呼んだ。

Preston Gannaway

末期の母親とその家族の記録。コンコード・モニターのプレストン・ギャナウェイが、末期がんを宣告されたニューハンプシャー州の女性とその家族の日常を長期間にわたって撮影したシリーズ。残された時間をどう家族と過ごすか、死に向き合いながら生を全うしようとする姿を、押しつけがましくなく静かに描いた。命の重さと家族の絆をテーマにしたこの写真群は、ピューリッツァー賞の中でも特に心に響く作品の一つとして知られる。

Damon Winter

オバマ。ニューヨーク・タイムズのデーモン・ウィンターが2008年の大統領選挙期間中、バラク・オバマ候補に密着して撮影したシリーズ。アメリカ初のアフリカ系大統領誕生という歴史的瞬間に向けての選挙活動の裏側——支持者との触れ合い、演説前の静寂、勝利の瞬間の熱狂——を鮮やかに切り取った。「Hope(希望)」をキーワードとした時代の空気感が凝縮されている。

Craig F. Walker

イラクに派遣された若者の記録。デンバー・ポストのクレイグ・F・ウォーカーが、コロラド州出身の若い兵士を入隊前から訓練、そしてイラク派遣後のPTSD(心的外傷後ストレス障害)との闘いまで、長期密着取材で撮影したシリーズ。戦地で何を目撃し、何を失い、帰還後にどんな傷を抱えて生きるか——フルメタルジャケットを彷彿とさせるリアリティで、戦争が若い人間に与える深い傷跡を描き出した。

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