東京消防庁<防災館・博物館><消防博物館>行って来ました。一番カッコいいと思ったヘリのエンジンを撮ってみました。たぶん撮影禁止ではないはず・・・。禁止だったらごめんなさい。
うーん。カッコいいですね。
ターボメカ社製造 アリエル1C1エンジン




ぜひ実物を見たいって人はこれからの火が怖い季節に入りますし、防災意識を高めるためにも是非行ってみてはいかがでしょう。丸の内線四谷三丁目駅直結で外に出る必要ないのでこれからの寒い時期でもオススメです。
ちなみに消防車に乗って記念写真取りたいって人はホームページで日程確認して
行ったほうが良いです。常に撮影可ではないので。
アリエル(Arriel)エンジンとは
アリエル(Arriel)は、フランスのターボメカ社(Turbomeca、現サフラン・ヘリコプター・エンジンズ)が開発したターボシャフトエンジンのシリーズです。1974年に初運転が行われ、1978年から量産が開始されました。出力は650〜1,000馬力の範囲で、主に軽量・中型ヘリコプター向けに設計されています。累計生産数は12,000基以上にのぼり、飛行時間の合計は5,000万時間を超えるという、ヘリコプター用エンジンとしては世界でもトップクラスの実績を誇るエンジンです。
構造としては、1段の軸流圧縮機と1段の遠心圧縮機を組み合わせたコンプレッサー、環状燃焼室、2段のガスジェネレータータービンと1段のパワータービンで構成されています。全長は約1.2m、直径は約0.6m、乾燥重量は約134kgと非常にコンパクトで、この小さなボディからヘリコプターを飛ばすだけのパワーを生み出しているのがすごいところです。
消防博物館のヘリと1C1エンジン
消防博物館に展示されているヘリコプターは、東京消防庁の消防ヘリ「ちどり」(アエロスパシアル AS365N1 ドーファン2)で、このヘリに搭載されていたのがアリエル1C1エンジンです。ドーファン2は双発ヘリコプターなので、このエンジンを2基搭載しています。AS365 ドーファンシリーズは救急搬送、消防活動、海上保安など幅広い任務に使用されており、日本では消防や海上保安庁、警察などで多数運用されてきた機体です。
1C1はアリエルシリーズの初期型バリエーションの一つで、このドーファン2向けに最適化されたモデルです。アリエルシリーズにはその後も改良型が次々と登場し、1C2、2C、2Dなど多くのバリエーションが展開されていきました。
ターボメカ社について
このエンジンを製造したターボメカ社は、1938年にフランスでジョゼフ・シドロフスキ(Joseph Szydlowski)とアンドレ・プラニオル(André Planiol)によって設立された航空エンジンメーカーです。ピレネー山脈のふもと、ボルド(Bordes)に本拠地を構え、ヘリコプター用のターボシャフトエンジンでは世界有数のメーカーとして知られています。ちなみにターボメカのエンジン名はピレネー山脈の山の名前にちなんでつけられる伝統があり、「Arriel」もその一つです。
ターボメカ社の大きな功績の一つに、1955年のアルトゥステII(Artouste II)エンジンの開発があります。このエンジンはシュド・アビアシオン社のアルエットII(Alouette II)ヘリコプターに採用され、世界初の量産タービンヘリコプターを実現しました。その後もアスタゾウ(Astazou)、テュルモ(Turmo)、マキラ(Makila)など数々の名エンジンを世に送り出しています。
2001年にフランスの航空宇宙企業SNECMAグループ(現サフラン・グループ)に買収され、現在は「サフラン・ヘリコプター・エンジンズ(Safran Helicopter Engines)」として事業を展開しています。世界155カ国、2,500以上の顧客にエンジンを供給しており、従業員数は約6,300人。民間、準公共、軍用を問わず、世界の主要ヘリコプターメーカーのほぼすべてにエンジンを提供しているグローバル企業です。
エンジンの美しさ
個人的に、エンジンってデザイン的にものすごく魅力的なプロダクトだと思います。機能がそのまま形になっている究極のファンクショナルデザインであり、そこには余計な装飾が一切ない。コンプレッサーのブレードの曲線、配管の取り回し、ケーシングのリベット一つとっても、すべてが性能と信頼性のために最適化されている。しかもそれが結果として美しい。「形態は機能に従う」というデザインの原則を、これほど純粋に体現しているものはなかなかないのではないでしょうか。
消防博物館では間近でじっくり観察できるので、メカ好きやデザイン好きの方にはかなりおすすめのスポットです。
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